清姫の話。【放浪】清姫伝説の史跡 in 真砂

微笑む清姫 清姫の話
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澄姫です。

清姫は由縁の土地や名所、史跡を巡るいわゆる聖地巡礼が比較的容易な方でしょう。日本に住んでいる限り、ですけれども。なにせすぐ近くまで鉄道やバスの公共交通機関が巡らされていますからね。

一部例外もあることにはありますが。

海外まで行かないといけない人たちに比べれば国内である分まだまだ行きやすい。
アステカ神話の聖地巡礼とかどこへ行けばいいんでしょうね。

清姫にまつわる史跡in真砂

清姫には多くの史跡がある。つまりその分聖地巡礼が楽しめる。

以前、箇条書きの形式ではありましたが清姫の聖地一覧みたいに書いていったことがあります。その時は本当に簡単に書いていくだけだったので、数回に分割してそれなりに詳しく書いていこうかなと言う次第。

今回は清姫の地元、真砂回です。真砂の話は前にざっとしましたね。その時にも軽く史跡については書いた気がする。この辺りにある清姫の史跡を挙げていけば、

  • 清姫の墓・清姫堂
  • 清姫橋
  • 清姫生誕屋敷跡
  • 一願寺
  • 清姫覗橋
  • 清姫渕
  • 捻木の杉

などなど。

一願寺や清姫の墓、清姫生誕屋敷跡、捻木の杉は一つの記事で既に触れたり触れていく予定なので今回はそれ以外。清姫橋・清姫覗橋・清姫渕の三つですね。

個別に取り扱えるほど書ける気がしないとかそんなんだったりします。
嘘が付けないので正直者の澄姫さん。

清姫橋

清姫のお墓を出てすぐ右手にある橋。架かっている川の名前は西谷川。直ぐ近くを流れる富田川に合流していきます。

名前の由来は分からないけれど、清姫のお墓の近くにあるから清姫橋なんでしょうね。
清姫のお墓同様、龍神・明光バスにてバス停清姫下車一分。道には迷わない親切設計。

この川に沿った道をテクテクと30分くらい歩けば一願寺に到着しますので目印にちょうどいいかも。ずっと上り坂なのでペース配分にはお気をつけて。

人通りはまず無いです。たまに車とすれ違う。

清姫覗橋

真砂の集落からしばらく行ったところにある滝尻王子……から、さらに同じ時間くらい歩いたところにある橋。鍛冶屋川という川に架かっており、西谷川同様、富田川に合流していきます。

名前の由来は安珍の帰りを待つ清姫がこの橋から毎日安珍が来ないか覗いていたという伝承から。このことを特に示す案内板とかが近くにある訳ではないので、その場には単に橋があるだけではある。

真砂の集落から片道一時間以上は歩くのに、毎日通っていたとはタフな清姫ちゃんである。走って山の上にある捻木の杉まで行った挙句、今度は道成寺まで行っちゃうんだから歩いて一時間程度の距離はらくちんなのかもしれない。

龍神・明光バスにてバス停鍛冶屋川口下車すぐ。

お墓が近くにある清姫橋と違って、周囲に目立ったものが無いので一度降りちゃうと次のバスは数十分後とかになる。仕方が無いので滝尻王子まで歩くことをお勧めします。
若しくは滝尻王子から歩こうね。

清姫のお墓から滝尻王子までは徒歩30分ほど。滝尻王子から清姫覗橋までも徒歩30分ほど。こちらも時間配分にはお気をつけて。

清姫の聖地巡礼は歩くもの。

清姫渕

富田川の川渕。またの名を庄司ヶ渕。真砂伝承において清姫が身を投げた場所とされている。

具体的に何処かと言われるとちょっと困るので富田川の渕っぽい所を眺めて清姫はこういう場所で入水をしたんだなぁを感傷に浸って頂くしかない。

また、富田川では清姫が水浴をしていたという話も残る。

清姫のお墓の近くから富田川の河原に降りることが出来るので、バスの待ち時間で暇を持て余した人や日頃の喧騒を忘れてリラックスしたい人にはお勧め。暖かい時期に行く際にはタオルなど足を拭けるものがあるとなお良いでしょう。

童心に戻って水遊び。

こんなところですね。さりげなく往復一時間とか片道一時間とか出た気がしますが、バスの本数も少ないですし一度行っちゃったら時間はそれなりに持て余す事となります。
徒歩で移動すると大体こんな感じ。

  • 清姫の墓 ~ 一願寺     片道徒歩30分
  • 清姫の墓 ~ 滝尻王子    片道徒歩30分
  • 滝尻王子 ~ 清姫覗橋    片道徒歩30分
  • 清姫の墓 ~ 捻木の杉    片道徒歩2時間半
  • 清姫の墓 ~ 清姫生家屋敷跡 片道徒歩15分

1日あれば十分に全部回り切れますね。

1日では清姫の聖地は真砂にあるものしか回れないということですけれども。飲食店とかはないので、滝尻王子付近にある商店か熊野古道センターをご利用するか持って行くのが吉です。

今回はここ迄。御読み頂きありがとう御座いました。
ではまた次回も……清姫の話をするとしよう。