清姫の話。【紀行】京都へ行った話。

ジャージ清姫 その他の聖地
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澄姫です。

漠然とした生きているうちにしてみたいことに47都道府県全部行ってみたいなというのがあります。旅自体が好きなのでそのうち達成できればいいなぁと思う。ざっと地方単位でいえば四国や北陸、北海道沖縄は踏み込んだことがありません。

四万十川で美味しい魚を食べたい。若しくは北海道でラーメンを食べたい。

清姫のせいで京都へ行った話。

この間和歌山に行って軟禁された話をしたり新鮮な聖地巡礼の話をしたら結構反応があり、味を占めて需要があるみたいなので清姫聖地巡礼の話をまたしようかなと思います。

今回は京都だ。なお特にハプニングは起きませんでした。和歌山のみならず、京都にも清姫に纏わる場所があります。

道成寺二代目の鐘が安置される妙満寺です。鐘も公開されている、というのは知っていましたがなかなか機会がないし、そもそも京都に行くのだったらちょっとだけ(?)足を延ばして和歌山に行きたい。と足踏み状態でしたが、好都合にも行く機会に恵まれたので行くこととしました。

京都といえば奈良と並んで修学旅行の定番ですが、澄姫さんは通ったことはあってもきちんと探索をしたことは一度もなかったので、実質初京都でした。

ぶぶづけ勧められたら帰れっていう合図らしいと噂の京都。いったいどんな場所なのか……なんかぶぶづけボリボリ食べているアーチャーが居たような居なかったような。

てなわけで澄姫さんの一泊二日の京都紀行。はじまりはじまり。

1月30日:京都一日目/妙満寺とか鉄板焼きとか。

前日の夜はよく眠れたと思う。早起きをして準備して鉄道に乗って、京都駅に着いたのは朝の9時頃である。

到着してそのまま地下鉄烏丸線に乗り込み、終点の国際会館へ。何が国際会館なのかわからないが、この駅が道成寺2代目の鐘が安置されている妙満寺の最寄り駅である。

和歌山の清姫の地元と違って周囲は住宅街。倒れたところで問題がなさそうだな、と素っ頓狂なことを考えた澄姫は地図で大体の方角を確認したらそっちの方へテクテク歩いた。方角だけで旅をするな。

道に迷うこともまた一興、というのが信条の澄姫だったが、迷わなかった。歩いて15分ほどで妙満寺に着いたが、駅を出て左に曲がったら程一直線だったから。

やっぱり方角だけで旅をしても良いみたいである。

妙満寺に着いたら兎に角写真を撮りまくり、拝観料を払ってお寺の中へ。本堂と日本庭園を見て和んだら本命の宝物庫である。さすがに写真がNGだったので目に焼き付けたりメモを取りまくったり。帰り際には執事の方と色々お話をさせていただき、名刺まで頂いてしまった。

非常に参考になる話ができたので大収穫。ついでに土鈴と帽子を買った。

妙満寺。奥は比叡山方面
妙満寺。奥は比叡山方面

さて時刻はお昼前。本命を終えてしまったのでここから先はただの京都旅行である。再び地下鉄烏丸線に乗り、今出川駅で下車。

「京都なら御所だよね」と1+1はミソスープみたいなノリで御所に来た。

ついでにお昼。簡単な休憩所があったので親子丼を食べた。御所のご飯はおいしい。山椒をきちんと食べたのはこの時が初めてだったけれど、癖になる味わいがした。
食レポが下手すぎる。

余談だけれど、御所を散策していたら狐の嫁入りにあった。御所……狐……みこーん。

さて御所。めちゃくちゃ広い。具体的な広さは覚えていないけどめちゃくちゃ広い。グーグルマップで見てみると広い。地下鉄一駅分ある。ここをさまよった後、再び地下鉄に乗って京都駅へ向かい、ホテルへ。

荷物を置いたら楽に動けるようになった。最初から駅のコインロッカーを使えばよかったね……。

小休止を挟み、また地下鉄に乗り込んで烏丸御池へ。目的は行くと良いと言われた京都文化博物館。京都の歴史などが学べる良い場所。土産物も多くあるので、旅にはもってこいかも。

因みに近くには在原業平邸址が。伊勢物語のモデルともされる業平の史跡は案内板もなく石柱があるのみ。紫な式部が唖然としそう。

さて、博物館を見終えた澄姫は夕ご飯を考えることにした。

なので京都駅の方へ向かいながら適当なお店に入ることにした。これを考えるとは言わない。京都の町は碁盤の目になっているけれど、京都駅の正面からまっすぐに朱雀大路が伸びているので朱雀大路を駅の方へ。

途中、「どんぐり」という鉄板焼きのお店を発見したので入店。関西を中心にしたチェーン店の模様。

京都といえば鉄板焼き。ネギ焼と黒豚餃子を頼んだ。ネギ焼はお好み焼きにネギが大量に加えられた感じのものだったが、ネギの味わいと触感がマッチしており、ネギの甘みとソースの濃い味がよく合うのだ。そして黒豚餃子。これは非常によくない。アツアツを口に放り込んで、あふれる肉汁と噛むほどに出てくる肉のうまみと絡み合った野菜のコンビネーション。ついつい梅酒を頼んでしまった。

ごちそうさまでした。

そのあとはホテルに戻り、お風呂に入って原稿をして就寝。おやすみなさい。

1月31日:京都二日目/国立博物館とか清水寺とか。

二日目。

九時過ぎに起き、準備をしていったんは京都駅へ。さすがに荷物を全部持って歩く気は起きなかったのでロッカーに預け、一先ず東寺へ向かった。五重塔が有名なあそこ。遠目に塔を見て戻った。何がしたかったんだ。

そのまま二日目のメインである京都国立博物館へ。京都駅から大して離れていなさそうだったので歩いた(当社比)。石器時代・縄文時代の石器や埴輪、御所の屏風や源氏物語絵巻など。

さらには清姫伝説との関連が指摘される義湘善妙伝説の善妙像がタイムリーにも公開されていたのでタイミングも良かった。狛犬や子年ということもあってネズミに纏わるあれこれも。

特に圧巻だったのは大仏。道成寺の宝物殿にも仏像が所狭しと安置されているが、あの思わず身が竦むような威圧感は博物館という本来の場所ではないのに変わらない。もしかしたら澄姫さんは結構大仏が好きなのかもしれない。今こそ建立の時。

博物館を見終え、丁度お昼も過ぎた頃。ここでいくつかの選択肢があった。一つは金閣寺。一つは延暦寺。もう一つが清水寺。金閣寺も延暦寺も結構距離があったので、清水寺にした。歩いて行けそうだったので(当社比)。

清水の舞台で有名な清水寺。この旅を終えた後で思い出したが、『日高川草紙』で賢学とお姫様が再会したのも清水寺だった模様。憚らずも聖地巡礼。

前日に引き続き清水寺でも狐の嫁入り。どうも結婚ラッシュのようである。

右が清水寺。正面は京都市街
右が清水寺。正面は京都市街

清水寺の後、産寧坂と二年坂を巡る。お土産を買ったりお昼ご飯に鴨南ばそばを食べたり。澄姫は野菜が大の苦手だけれど、そばに付いてきた柴漬けは結構好きと判明。せっかくの旅行だし、その土地のものを色々食べてみようとすると意外な発見があったりするのでお勧め。

おやつ代わりの生八つ橋もおいしかった。

因みに産寧坂は転ぶと三年で死ぬという逸話があったらしい。物騒にもほどがある。

そのまま近くにあった龍馬のお墓にも行くことに。同じ場所に桂のお墓もあったので色々な人に刺さりそう。なお以蔵さんは居ません。龍馬のお墓付近は眺望がよく、京都駅付近を一望できるので結構お勧め。人もあまりおらず、静かに落ち着いて眺められる。

その後は再び清水寺まで歩き、京都駅まではバス。そして帰路へ。
一泊二日京都旅行の旅、これにて終幕。


前回の紀行文に比べてだいぶ落ち着いた内容になりました。台風直撃以上のハプニングってなかなか起きないものですね。物足りないと思い始めたら病気。

京都のご飯はおいしかったです。鉄板焼きに親子丼、お蕎麦と大満足。和歌山では大抵コンビニで適当に買って済ませていましたが、食も旅行の醍醐味なのだなと知った所存。

また機会があれば行きたいな。和歌山にも行きたいな。

今回はここ迄。お読みいただきありがとう御座いました。
ではまた次回も……清姫の話をするとしよう。