清姫の話。【執筆】清姫の論文を書いた話。

ホットケーキをひっくり返すきよひー 清姫の話
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澄姫です。

なんとも息苦しい日々が続きますね。マスクは相も変わらずしているのですが、ここ最近は暑さなのか湿気なのか、酸欠気味になることが多くて長時間のマスクが辛いのなんの。

人気のない所では呼吸を整えたり適度な水分補給をしましょうね。

感染症対策で倒れたら元も子もない。
余談余談。

清姫の論文を書きましたって報告

さて、ここ二か月ほどブログの更新の手が止まっていましたが、これは僕の事情がありまして論文の締め切りが近かったせいなんですね。合わせてワクチン打ったら副反応で倒れるわなんだと慌しくなりまして余計にキャパオーバーとなった次第。

締め切りが差し迫っているのに寝込むのは生きた心地がしなかった。

今回はそんな清姫の論文を書いたって話をします。具体的な内容に関してはちょっと精査しないと行けなかったりするので、のちのち出せる場所から出していこうかなと思っています。暫くは論文で書いたことを嚙み砕いたり簡略化したりとブログ向けに再編集したものを投げていく感じになるかと。

ご理解の程宜しくお願い致します。

んで、僕が清姫の論文を書くにあたって、どのような手順を踏んだのか、という話をしたいと思います。どう先行研究を集めて、どう解釈していって、自分の論を組み立てていったのかって話ですね。研究法とか方法論とかそんな大層な事じゃないです。以前投稿した清姫聖地巡礼紀行文のような、備忘録の一種だと思ってください。

需要はよく分からないけど、清姫のみならず自分の好きな物事を少し踏み込んで知りたいなって人向け……になるといいですね。

僕がこの度書いた清姫論文の表題は「安珍清姫伝説の研究~物語構造とその変遷~」です。
何とかの研究ってバーンって表に出したほうがドーンとしてて格好良いよね、という指導して下さった先生のアドバイスを元にした結果こうなりました。

安珍清姫伝説の研究。格好良いですね。論文のタイトルの格好良さとは。

論文のタイトルは地味に重要で、他の人に自分の論文へ行きついて貰うためにはタイトルで分かることは大切です。例えば清姫の研究なら、「清姫伝説」とか「道成寺説話」とか入っていると調べる時にヒットしやすいですし、何について書かれた論文なのかが一目瞭然ですね。

これで清姫とか道成寺のワードがタイトルに全く入っていないのに清姫伝説主体の論文を書いても、見て貰える機会が増大します。見て貰わなければ自分の論が合っているとも間違っているとも評価を受けることがありませんからね。

ブログのSEOに結構近いかも。

論文の内容ですが、そのうち記事にしていくとは思うのでここでは簡単に。
清姫伝説の物語構造(すっごく雑に言っちゃうと起承転結とかそんなん)から清姫伝説の骨格を取り出してどのように物語が変化していったのかを、主に本文テクストに沿って論じました。
簡単にしようと思うとここまで簡単に言えちゃうんだな内容……。

実際には順序立てて論を構築していっているので、内容としては細かいです。先行研究の引用とか本文の引用とかいろいろ。

結構頑張った。

清姫の論文をこんな感じで書いていったって話。

本日の本題ですね。これはあくまで僕自身のやり方なので、人によってやり方は異なると思います。参考の一つ、程度の認識でお読みくださいな。

研究対象(僕の場合は清姫伝説)の熟読は前提として、次は参考文献・先行研究を集めることとなります。研究書とかはネットや書店で調べてみて、可能であれば入手しましょ。論文であれば国立国会図書館オンラインや、CiNiiという論文のデータベースみたいなものがあるのでそこに関連用語を打ち込めばいくつか出て来ると思います。

僕の場合は〈清姫〉や〈道成寺〉で調べましたが他にも時代や用語、作者などヒットしそうな用語を片っ端から入れていけば何かしら見つかるでしょう。理系分野の場合はどんなものか分かりませんが(なにせ理系は英語主体の場合も多いので)、同様のアプローチは可能でしょう。ただし日本の論文に限る、って感じかも。

この時に逆算して検索にヒットしやすいようにタイトルを考える、というのもタイトルを決める一つの手段になりますね。文学であれば「どの作品の」「何についての」論文か。この二つが満たされていればいいタイトルだと思います。

これはやり方の一つですが、一つの論文を読んだらその論文の注釈または参考文献を見るとその論文を書くときに用いられたまた別の論文が分かります。更にその別の論文の参考文献欄を見て、また別の論文へ……と樹形図みたいに広がっていきます。ここでどの論文を読むかは取捨選択が必要になりますが、複数の論文に引用されている論文があれば、それを取り敢えず次は読んでみる、とかでいいと思います。

ここまででいろいろな文献を見つけられました。

僕はその論文を一度ノートに纏め直します。ここで重要だと思っているのは、その論文の要点を自分はどう解釈したか、ということ。自分の論文を書く段階でも基本的にノートを見てましたね。必要に応じて元の論文を読んで引用したり自分の解釈を改めて整理し直したりとか。

あと煮詰まってきたときにまとめたノートをぺらぺらめくっていると次の発想に繋がったりするので結構おすすめ。

あとは集めた資料をリスト化しておいて、どの文献をまとめたとかまとめてないとか、役立ったとか役立たなかったとかを書き込んでいくようにすると結構便利です。僕は印刷した資料も結構多かったので、ファイルに番号を振ってどのファイルにどの参考文献が載っているかをリストにしてました。

ここまできたらもう論文を書く段階ですが、論文の書き方指導とかはその時になったらちゃんとした先生に教わった方が良いです。実際に書くレベルまで行く人なんてそうそういない気もする。

基本的には文学だと先行研究や文献などを出して「~とされているが、私はこう考える。それは~などからも明らかだ」などのように、先行研究での指摘されていない部分や自分なりの解釈を、他の文献などで補強し説得力を持たせていく感じ。それらの小さな結論をさらに組み合わせていって、大きな結論をバーンと出せると格好いい。

澄姫
澄姫

僕は出来ませんでした。

文学の論文は自分の解釈を論理で殴るような感じです。語弊しかない気もする。

結構長くなっちゃった。みんなも清姫の事調べてみてね。
清姫の事だけじゃなくて自分の興味を持ったことを調べてみてね。楽しいよ。

今回はここ迄。お読みいただきありがとう御座いました。
ではまた次回も……清姫の話をするとしよう。